ラ マンジャトリーチェ/La mangiatrice

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【レッスンレポート】2022.9月レッスンが終了しました。

Ciao a tutti!!(チャオ!! みなさん!!) La mangiatriceのIKUKOです。

タイヤ交換の季節になりましたね。皆さんはもう交換を済まされましたか?
ほんの2か月弱前までは、日本全国残暑が厳しかったのに、今では日中の陽は短くなり雪虫が飛んでおります。
遅くなりましたが9月レッスンレポートです。

残暑が厳しかった9月の暑~い空気は、コロナ禍前に訪れたシチリアの夏を思い出され、9月はシチリア料理をご紹介しました。
「イタリアなのにイタリアじゃない」といわれるシチリアは、本土とはまた違った歴史を歩み、その歴史から生まれた文化や習慣は、もちろん「食」にも及んでいてどこかエキゾチックさが漂っています。

・パプリカのパン粉炒め煮
加熱すると甘みが増すパプリカにローストしたアーモンドやレーズン、そしてパン粉で仕上げた一品。ゆでて火を通すパプリカの調理法に斬新!という声や、仕上がりの味が創造できない!と調理の時からワクワク感がとまりません。
出来上がりをいただくと、それぞれの材料がそれぞれを引き立てていて美味しい!!との感想。時間がたつとより味がなじんで風味がアップ。作り置きメニューのお仲間入りも決定です。

・オリーブとレモンのスパゲッティ
夏のイメージのあるレモン。秋からが本格的に収穫をむかえる季節。俳句の世界でも檸檬(ここは漢字で笑)は秋の季語と知って、みなさん驚かれてましたね。
ソースはいたってシンプルなのに旨みを感じるのは、オイルをスパゲッティの茹で汁で乳化させる事と、ケイパーの隠れた存在感でしょうか。ケイパーをそのまま食べても大好きというお方も多くいらっしゃいますが、美味しさを前面に感じるのではなく旨み・風味をアップしてしてくれる名脇役といった存在感がにくいところです。
炒めた玉ねぎの甘さ、トマトの酸味、ケイパーの旨みをスパゲッティの茹で汁で一体化させてレモンの皮のすりおろしで、気分は一気にシチリアへ飛んでいきましたね(笑)

・いわしのベッカフィーコ
”ベッカフィーコ”は小鳥の名前。調理した形から名づけられたこの料理。開いたいわしにレーズンや松の実などなど具材を詰めてオーブンへ。
「イワシとレーズンがこんなに相性が良いなんて!!」「イワシ、苦手だったけどこのお料理なら食べられます!!」「身近ないわしだけど、こんなおしゃれで美味しい調理があったなんて!!」ととても高好評でした。
思いのほか、イワシの捕獲に苦労しましたが、喜んでいらっしゃる笑顔が見られて、私もとても嬉しいお時間でした。

・ドルチェ~洋ナシの赤ワイン煮
何度か、登場しているこのドルチェ。やっぱり、この季節になると一度は食べたくなりますね。もう、間違いない美味しさです。誰ですか~?「このワインに浸かりたい♡」とおっしゃる方は(笑)
メルマガでもご紹介しており(かな~り前の配信)、みなさん遡ってレシピをチェックして作ってくださってるもよう。洋ナシのワイン煮も、いろいろなサイトでレシピがご紹介されていますが、「ここのレシピがやっぱり美味しいんです!!」とおっしゃってくださり、ご紹介したレシピが愛されているな~と幸せを感じます。
洋梨は品種をかえて、長い季節食べられるようにもなりましたので、まだまだ楽しめますね。

コロナ禍となってイタリアへ行けず、2019年のシチリア旅でタイムストップしてしまったかのように、今もその時の珍道中が色濃く思い出されます。
レッスン中も、そんな思い出話をちょくちょく登場させてさらにシチリア感を増し増しにしてみましたが、そんな思い出がよりおいしくする調味料なのかもしれませんね。

ではまた、次回のメルマガをお楽しみに~
Ci vediamo alla prossima!
Ciao!!

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