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みかん無農薬栽培の現実
いつもYAMABE KAJUENのメルマガを購読いただきありがとうございます。
本日、極早生みかんの品種岩崎を少し収穫しました。
ただ、ほとんどの木が枯れてしまいました。
岩崎の木が植わっている畑をお借りして、約5年。
地主さんからお借りした時から、木もかなり古く、弱っている状態で、すでにミカンナガタマムシやゴマダラカミキリムシも住みついている木がある中、どうにかできないかと農薬を使わず粘って栽培をしてきました。
しかし、どうしても栽培を続けていけないほど傷んだ木が増えたので、ほとんどの木を切ってしまいました。
有機栽培の大先輩から年数がたった老木で、接ぎ木されていて、極早生の品種というのは弱くて無理だと言われていました。まさにその条件にぴったりの木で、その通りになってしまいました。
悔しいです。
他のうまくいっている早生品種のみかん畑も草が生えていて農薬を使わない栽培ということで、近所の方から何か言われたようで、賃借契約更新も考えさせてくれと言われていて、来年の更新ができるかどうかわからない現実も突き付けられています。
なかなか思うようにいきません。
ネロリの花の木、橙の木は順調で、農地の契約も問題なく進みそうです。
今年の年末には橙色の果実が沢山みのる予定です。
長くなりましたが
数少なくなった極早生みかんを販売できるほどは無いので、商品をご注文いただきましたお客様(ポスト投函商品以外)、直営ショップで商品をご購入いただきましたお客様に2,3個プレゼントさせていただきます。
本当少ししかないので、なくなり次第終了します。
今後、食べることが出来ないかもしれないYAMABE KAJUENのオーガニックの極早生みかんを少しでも多くの方に感じていただけたらと思っております。
果樹園でありながら、この様なお話をしなければいけないのも悔しいですが、この現実を受け止め、これからも新しい農業の形を創造し前に進んでいきます。
応援してくださるあなたのお陰で継続することができます。
今後とも応援のほどよろしくお願いします。
YAMABE KAJUE 山辺吉伸