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いわせ接骨院『健康の玉手箱』Vol.29「好転反応といわれているものとは…」

★★★いわせ接骨院『健康の玉手箱』Vol.29「好転反応といわれているものとは…」★★★


  こんにちは。いわせ接骨院『健康の玉手箱』院長の岩瀬和仁です。

 以前に比べると、最近の治療システム、ヒューマンアップグレードシステムは、からだの反応をより早く起こせるようになってきました。

 そのために、心の準備が間に合わず、好転反応といわれているものに、びっくりされて、治療を中断してしまう方も、いらっしゃいます。

 そこで、今回は、好転反応についてお届けします。書いてみたら、かなり難しい文章になってしまい、恐縮ですが、大切な内容ですので、読んでいただけましたら幸いです。

 

「好転反応といわれているものとは…」

 「好転反応」といわれている現象には、大きく分けてふたつあると思います。

 ひとつは、治療行為そのものによって引き起こされる症状です。治療とは、からだになんらかの物理刺激を与える行為です。与える物理刺激は、弱すぎると治療として効き目はないし、逆に強すぎると「侵害刺激」となって、からだを痛める行為となります。

 このことは、大森豊明先生によって編纂された『生体物理刺激と生体反応』フジテクノシステム出版に詳しく説明されていて、岩瀬も、大森先生ご指導の下「塩マッサージと生体反応」を寄稿させて頂きました。

 治療行為として与えた物理刺激が強すぎて引き起こされる症状も、好転反応と片付けられてしまうことが多々あると思いますが、これは好転反応ではなくて、医療ミス、あるいは業務上過失傷害だと思います。

 ふたつ目は、正しい治療によって、引き起こされる身体による修復のために起こる反応です。


 最近、ワクチンによって引き起こされる反応を「副反応」と呼び、「副作用」と分けて使われています。一般的に、厚生労働省で認可される「薬」には、かならず「副作用」が臨床検査で確認されたうえで「薬」となります。ですから「副作用」がない「薬」は存在しないことになります。

 どういうことかといいますと、例えば「イブプロフェン」という成分は、痛みを緩和することが分かっていて、痛み止めの治療薬として認可されています。しかし、同時に「イブプロフェン」は腎臓には悪影響があることも分かっていますので、この成分が入っている痛み止めには、腎臓に副作用が及ぶことが明記されています。


 それではワクチンによって引き起こされる「副反応」とは、どんな反応なのでしょうか。ワクチンとは、日本語で言えば予防接種ですよね。ですから、流行している病原体による感染症を予防するために、注射でなにかを体内に入れる行為です。なにを入れるのかといえば、流行している病原体の情報を入れるとも言えます。弱毒化した病原体であったり、最近では病原体のメッセンジャーRNAだけを複製して入れたりするようになりました。この病原体の情報に、私たちの免疫系が反応するように仕向ける目的がワクチンです。

 免疫系が特定の病原体に反応すれば、抗体ができて、ほんものの病原体が入ってきたときに、重症化しにくくなるという目論見ですが、免疫系が反応するということは、発熱したり、痛みが出たり、炎症反応が強く出てしまうこともあります。これを「副反応」と呼んでいるのです。



 

 「好転反応」の本来の意味は、このワクチンの「副反応」と似ていると、私は考えています。好転反応の本来の意味は、治療行為によって、引き起こされる身体が自ら修復のために起きる反応ということだと思います。

 治療の道に入ってから、自分自身も含めて、様々な「好転反応」を見てきました。好転反応は、人によってさまざまです。例えば、同じような症状でも、人によって、出てくる反応も、強さも、タイミングもすべて違うのです。

 ヤマサキシステム、バイタルリアクトセラピーの創始者、山﨑雅文先生の治療は、以前は高知に行けば、受けさせて頂くことができました。岩瀬も、勉強のためもあり、何度が先生に治療して頂いたことがあります。私の場合、治療して頂いたときは、とっても楽になるのですが、ホテルに帰ってから、だるくなり、本当は高知のおいしい料理を頂きに外に出たいのに、目が痛くなって、開けられないほどの痛みで、朝まで寝てしまいました。翌朝、目やにがびっしりと出ていて、目がとても楽になっていました。


 

 ヤマサキシステムでは、治療前・治療後の様々な検査によって、からだがどのような反応したか毎回確認し、施術者が正しい治療ができているかどうかチェックされるシステムになっています。そして、パウルシュミット式バイオレゾナンスでは、生物学上の6つの窓が研究されていて、治療行為が侵害刺激にならないように、レヨコンプ自体が制御されています。ヤマサキシステムの基礎をつくられたDr.ピアース、そしてパウルシュミットも、治療行為が侵害刺激になることをしっかりと理解され、正しい治療が行われることを願い、研究されて完成したシステムなのです。

 いわせ接骨院では、このふたつのシステムを融合したことで、より難しいと言われている症状が回復するようになり、より早く、より複雑な好転反応が起きるようになってきました。例えば、治療後に大量の下血です。その方に確認したら、以前も何回か少ない下血は経験されているのですが、心配で消化器科で検査をしてもらいましたが、出血箇所がわからず、心配ないでしょうとのこと。しかし、ご本人は心配で、セカンドオピニオンを受けられましたが、同様の結果でした。下血はたしかに心配なのでしょうが、ご本人は治療後にお顔の血色はよくなり、治療後の検査もよい変化が起きていました。その後、長年の慢性腰痛も起きなくなりました。施術者の私が修復したのではなく、ご本人の身体が修復したのでしょう。身体が正常にはたらくようになったので、腰痛のアラートサインを起こさなくて済むようになり、正常に動いてもよくなったということなのでしょう。施術者の私は、からだが正しくはたらくように正しい施術をしただけです。

 その他には、鼻水が大量に出たり、熱が出たり、大量の排せつ物が出たりしますが、たいていは以前調子の悪かった器官で起きています。

 では、どうしてこのような反応が、治療行為によって起こるのでしょうか。それは、治療行為によって、身体のはたらきを邪魔していたものが取り除かれていくからだと私は考えています。治療前は、何かしらの原因で、身体の機能が阻害されていて、器官の修復や調整が十分ではなかったのです。治療によって、身体の機能が回復して、有害物質の排泄や、器官の修復が進むのです。器官の修復には、炎症反応が伴う場合もあるので、発熱したり、痛みが強くなったりします。しかし、修復が終われば、痛みによって、動きの制限をする必要もなくなるので症状がぶり返すことは無くなります。



 

 最近は、とてもやっかいな症状、例えば「子どもの痙攣」でご来院される方が、何人かいらっしゃいました。病院から処方された「痙攣止め」を長く服用していてるケースが多く、治療を進めていくと、痙攣の回数や強さが一時的に強くなるのです。これもあきらかに「好転反応」といわれているものだと思います。

 レヨコンプの検査で、痙攣の原因と思われる毒素が特定できたので、これを排泄できれば、痙攣は治まると考えてしました。しかし、その毒素は大変根が深く、一筋縄ではいかないとも思っていました。さらに、長年服用している痙攣止めの排泄も起こるだろうとも思っていました。

 これが一気に起きてしまったのです。以前、小田先生からお聞きしていたこと「薬物や有害物質の排泄は、作用する器官を介して行われる」といわれていたことは真実だと思います。痙攣止めの排泄は、脳・神経器官を介して行われるのだと思います。ですから、痙攣止めや、痙攣の原因である有害物質の排泄も、脳・神経器官を介してしか排泄されないから、治療によって身体の機能を上げると、排泄がはじまり、同時に強い痙攣が起きるのです。

 排泄が済めば、痙攣も治まりますが、やはり、目の前でお子さんが痙攣しているのを喜んで見ていられる親御さんはいません。痙攣止めを使い、目の前の痙攣を止めることになります。しかし、同時に排泄も止まってしまうので、それ以上回復に向かえません。

 私は、今回のケースでは、好転反応としての痙攣は、もしかすると回復した後に、筋肉を動かしやすくするための準備も含まれているのではないかと思いました。からだは悪い方向に進もうとはしません。死ぬ瞬間まで、生きようと、回復しようとはたらきます。その行為を邪魔している原因を取り除くのが、私は正しい治療行為だと思います。

 ちょっと説明するのが難しく、長くなってしまいましたが、とても大切なことなので、メールマガジンでお伝えしました。

 もう少し、簡単に説明出来たらよいのですが、時機がきたら、再度チャレンジしてみますね。

 最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

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