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※緊急※胃腸炎急増注意

おはようございます!
キノコのはなしの途中でしたが、
このところ「胃腸炎」による問い合わせが増えているため、
本日話題を変更してお届け致します。

単なる「冷たいもの」の食べ過ぎや飲み過ぎによる胃腸の不調という方も多いのですが、
より重症化しやすい「感染性」の胃腸炎の方も散見されるので注意が必要です。

「感染性」の胃腸炎ですと、
夏場の湿度が高い今の時期は「細菌」によるもの
冬場の乾燥している時期は「ウイルス」によるもの
が多いです。

「食中毒」とも言いますね。

症状があまりにも酷かったり、
下血したりしてくる様ですと、
まず「感染性胃腸炎」の可能性が高いですので、
一度病院への受診をお勧めします。

それでも漢方薬で治療したいと言ってくださる方も多いので、
その対策方法として、そういった方には以前メルマガで紹介した「五行草」を用います。
以前紹介した時は梅雨が明けて真夏日が続いた日々の途中で、
「皮膚症状」の相談が多く、
そんな方に使える「草」として紹介した「五行草」です。

以下再掲
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今の時期は「湿邪」から、放置すると「熱」がこもって
「湿熱」の邪氣として皮膚症状が現れている方が多いです。

そんな症状にとても良い生薬のご紹介。

和名:スベリヒユ(滑莧)
生薬名:ばしけん(馬歯莧)

地方によって様々な呼び名があり、
トンボグサ、チギリグサなどなど

そして「五行草(ごぎょうそう)」という名でも親しまれています。

この草の名の由来、
「五行」について

【陰陽五行説】
中医学の元ともなる古い哲学的思想で、
世の中の事象は「陰と陽」、「五行(木火土金水)」で現されているという考え方です。
この「五行」を代表する

「木」→木を擦ることで「火」を生み
「火」→燃えたあとに「土(灰)」ができる
「土」→土の中に「金(鉱物)」が生じ
「金」→鉱物や金属によって「水」が浄化される
「水」→水が草「木」を育む

という相生関係が成り立っているとされます。

そしてこの「木火土金水(もっかどこんすい)」に
色を当てはめた「五色」というものがあります。

「木」=「青」
「火」=「赤」
「土」=「黄」
「金」=「白」
「水」=「黒」

そして「五行草」の名の由来としては、
葉は「青」、茎は「赤」、花は「黄色」、根は「白」、種は「黒」
と、この草だけで「五色」全てが揃っているためです。

中国ではさらに「長寿菜」とも呼ばれ親しまれているこの「五行草」ですが、
生薬としての効能は
「解熱、咳止め、止血、鎮痛、整腸、湿疹、虫刺され、皮膚炎、抗菌」
さらに「必須脂肪酸であるω−3」という栄養素が多く含まれ、
食用としても日本でも利用されています。

そんな素晴らしい草が生えているのはきっと特別な地域だけなのかと思いきや、
日当たりの良い場所ならどこにでも生えているような雑草です。

潮風にも強く、海辺などでもよく自生しています。
誰でも何気なく見かけているような雑草に、
このような効能があることに驚きですよね。

そして、現在特に相談の多い「皮膚疾患」として、
「湿熱」によって熱を帯び、赤く湿疹が広がっている方へ、
もちろん飲んでも効果がありますが、
水に溶かしてガーゼに染み込ませ、炎症が強い部分へ「湿布」として貼っていただくという利用方法もある面白い生薬です。

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再掲終了

皮膚疾患の他にも、
「天然の抗生物質」と呼ばれる「五行草」は幅広く活用が期待

その昔中国でも「赤痢」が流行り死者が多かった時代、
一家皆赤痢感染した家族のお話。
今の「濃厚接触者」じゃないですが・・・

長男夫婦や姑など身分の高い人だけ自分らで食料確保して治療しようとした中、
三男のお嫁さんはろくな食事も与えられず、
その辺に生えていた草を食べていたそうです。

その後赤痢が悪化して長男夫婦と姑はお亡くなりに、
雑草食べてた三男お嫁さんは生き延びた・・・


そうです!

その雑草こそ「五行草」だったのです。

このように「五行草」は解毒作用が強く、
「感染性の胃腸炎」にも使えます。

子どもがまず「胃腸炎」となり、
介護している母親も「感染」することの多い疾患です。

家族の常備薬として緊急時に使える「五行草」を
本日はご紹介させていただきました。


昨日は本州で唯一神奈川県だけ「熱中症警戒アラート」が発令されました。
藤沢で33℃
海老名と小田原で32℃
横浜で31℃

これなら実家、群馬県館林(40℃超えの日々)の方が辛かったな〜、

と思いきや、

朝から窓を開けると蒸し風呂状態。

「熱中症警戒アラート」は何も氣温だけでなく、
湿度も考慮しているため、
納得の「警戒アラート」でした。
(どっかの「緊急」でもないのに「緊急事態宣言」とは大違い)

そしてあの暑さからの大雨による氣温の急激な低下。

一氣に秋らしい空氣になりましたね。
自分はとても大好きな時期なのですが、

この氣温差や氣圧の差は「喘息」患者さんが急増する時期でもあります。

そんな方はたいてい「肺」と「腎」に負担がかかっている場合が多く、

そこで活躍するのが・・・

キノコネタからの「冬虫夏草」です。

と前置きして、
明日こそ「冬虫夏草」について書きます。

ちょっと長くなりましたが、最後まで読んで下さった方ありがとうございました♪

「子どもたちの未来を守りたい」
 ファーマシー未来堂
 国際中医師 島田幸一 でした。

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