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ワンちゃんの熱中症にご注意!(15分間オンライン無料診察プレゼント)
ワンちゃんの熱中症にご注意。
暑い日が続きます。日中、太陽がかんかん照りの時間帯に、アスファルトの上で犬の散歩をしている飼主さんを時々見かけます。見かけた方は、外野ですが、熱中症になるのではとヒヤヒヤしてしまいます。そんな飼主さんも、毛皮のロングコートを着て熱いアスファルトの上に寝転がると犬の辛さを体感できるかもしれません。手のひらでアスファルトを触るとかなり熱いことが実感できます。体の上からは太陽の日差しが降り注ぎ、足が着地するアスファルトは熱く、地面からの跳ね返りの反射熱もあり、フライパンに蓋をして、煎られているという感じでしょうか。
人間はエクリン腺という汗腺からさらさらした汗を出して体温調節します。犬にはこの汗腺が肉球にありますが、この汗で体温調節することはできず、口を開けてハアハアと呼吸することで体温調節をしようと試みます。ステンレスの診察台に犬を乗せて、診察後に犬をその診察台から下ろすと肉球型の汗の痕跡があることがあります。
オーストラリアの飼主への注意喚起ポスターです。車の車内に犬を残して車を離れるとオーブンの様に室温が上昇して大変危険だという警鐘です。10分経つと、室内の温度は約10度C、20分経過すると約20度C上昇。汗のかけない犬にとっては、ドアを自分で開けて脱出できない犬にとっては劣悪な状況で熱中症にまっしぐらになってしまいます。日本も最近とても暑く外気温が38度Cになる都市がニュースで報道されますが、そんな時は室内は60度Cまで上昇、でも汗かいて体温調節できないとなると命にかかわる危険な状態になります。
犬が熱中症になると、体温上昇、脱水、ねばねばの涎、赤く舌が腫れ上がり、呼吸早く、嘔吐、虚脱、反応なく、昏睡、けいれん、、、治療しないと死に至ります。水で濡らしたタオルで犬の体を冷やし、できれば水を飲ませ、大至急(一刻を争う)、動物病院に連れていく必要があります。
そんなことを言っている私も、他人事ではなく、熱中症になりそうになったことがあります。海外の学会に参加した際、世界遺産の丘陵地を歩いていたら、休日でお店は全て休み、自販機はなく、喉はからから、ぼーとしてきてまずいなと思った矢先、、、
急に視野が狭くなり、呼吸荒くゼーゼーしてきて、頭痛、めまい、ふらつき、、、
たまたま農家を見つけ這う様に玄関先に行って農家のご家族から水をもらい休息させて頂きました。親切な農家のお陰で、助かりました。ある時点を境に、容体が急変するので、皆さんくれぐれも熱中症にお気をつけください。
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