CBDの基礎知識

世界ドーピング防止機構(WADA)が定めた禁止薬物を使用してスポーツ競技に参加することを“ドーピング”と呼びます。

ドーピングに該当する禁止薬物は以下の条件で選定されており、①~③いずれかに該当すると禁止薬物として指定されます。
①スポーツパフォーマンスの向上およびその可能性がある
②健康に対するリスクがある
③スポーツ精神に反する

2021年現在、CBD(カンナビジオール)は禁止薬物として指定されていません。
CBDが禁止薬物ではなくなったのは2018年1月からであり、それ以前は大麻と同様であるとみなされていたため、禁止薬物に指定されていました。

CBDが禁止薬物として定められていたのは、WADAが禁止薬物を指定する時の条件に該当すると考えられていたからです。

現在CBDが禁止薬物から除外されたのは、『(大麻に含まれる他の)カンナビノイドとCBDでは身体に与える影響が全く異なる』ということが分かったからであるとされます。

CBDもカンナビノイドの一種ですが精神作用はなく、私たち人間の身体にマイナスの影響を与えることはないと分かっています。

研究が進んでいく中で、CBDのその高い安全性については多くの医療関係者が認めています。

従来の薬物治療よりも精神作用がなく、幅広い薬理効果を持つといわれているCBDは多くの人に受け入れられています。

その証拠に、CBDの販売を解禁する国々は増加の一方を辿っています。

このことから、ひとくくりに“カンナビノイド”として禁止されていたCBDですが、CBDのみ独立した物質として考えられ、禁止薬物から除外される運びとなったのです。

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