ビジネスと芸術の関係なさそうで関係のある話

あなたは子ども頃に図工や美術が好きでしたか?



私は好きだったので、

高校から美術部に入り、毎日絵を描きづつけた高校時代を送りました。



もっと遡ると、

サンリオのキティーちゃんが好きだったので


キティーちゃんを描けるようになりたいので

紙があればキティーちゃんを描いていました。



アニメを観るのが好きだったので

それが描けるようになったらいいな〜



とアニメの雑誌を親に買ってもらっては

書いて楽しんでいました。




人は物心ついた頃から

絵本とかアニメーションとか、

あらゆる造形物を日常的に見ています。



しかし、それを「描く」ことになると

途端に「難しい」となります。





「絵が描けない」と思っている人のほとんどが

「見方がわからない」のです。




人間には目が2つあります。

左目と右目があることで、

遠近感とかも感じるのですが、



いざ絵を描くときに

描きにくいのは



2つの目の「視差」があるからです。


その「視差」をなくして描くと

実は絵は描きやすくなります。




また、人は自分が過去見たことがある「モノ」をイメージして

描いてしまい、


対象そのものを見て描かないことがあります。



思い込みや先入観を外して

対象を捉えて描くことが

デッサンの基本です。





絵を描く描写力をつけることで、

対象を観察する力、表現力なども身につきます。




また、他の人の絵と見比べたり、

優れた芸術作品をたくさん観ることで

審美眼を培います。




今の時代はインターネット社会になり

常にいろんな画像や動画などを

メディアを通して観る視覚体験がありますが、


自分でも描ける能力があれば

発信者の意図とか、

質とかを

読み取る力、


洞察力とか、

感受性を培うことができます。




世の中には 安っぽい、インチキなものもたくさんありますが、

本物や自然はどうなっているか?


しっかりじっくり目に焼き付けておくと、

何かを選んだりするときに


3秒以内に選べるようになります。




今回夏休み右脳で描く絵画教室は

ベティー・エドワーズ博士が研究した絵画法を

私は東京で習い、

実際の中学生に教えて実績を出していた内容を

お伝えしました。




人間には右脳と左脳がありますが、


言語などを使う左脳的な活動の方が日々使っているので

音楽や芸術などの右脳的な活動は苦手な人が多いのです。



そのスイッチを切り替えるのに

「絵を描く」という作業をすることで、

右脳も活性化されていきます。



右脳はイメージとかアイデアなどの領域が得意なので、

ビジネスにはそんなイメージ、ヴィジョンを形にするとか、

アイデアを商品、サービスにするなどで使えます。




私が学校の先生を辞めても個人事業の世界で生き残れたのは

10代のうちにデッサンをしたり、作品を仕上げるプロセスを体験したり、

ヨーロッパまで行って世界の美術の名品を観てきたからだと思います。



ビジネスで大事なのは

「情報量」です。



視覚体験がたくさんあると

その差が作品や仕事の質にも転換されます。




夏休みに自然を観察したり、

美術館や博物館に行って

本物を観ることなど

「体験」がその人の幅となります。




久しぶりに中学生にも教えることができて

新鮮でした。


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