寛永通宝②

約240年にわたって流通した寛永通宝ですが、その価値は一定ではありませんでした。江戸時代でも貨幣相場や物価は変動していたので、銭の価値も状況に応じて上下しました。また、江戸時代後期には、裏側に波模様が入った大型の寛永銭が現れ、通常のものが一文通用だったのに対し、大型の寛永銭は四文通用とされました。


寛永通宝 11波


寛永通宝 21波

(参考文献:日本貨幣カタログ)

寛永通宝 手本銭 一覧 寛永通宝