2024.08.29
満洲国の貨幣①
満洲の貨幣です。建国当初は銀本位制を採用していた満洲国ですが、アメリカで銀買い上げ法が成立したことによって中国から銀の流出が始まります。そのため、日本と経済的な結びつきが強かった満洲国は康徳2(1935=昭和10)年に銀本位制を廃止し、自国通貨と日本円を等価値としました。通貨単位は「圓」で、1圓=10角=100分=1,000厘とされました。
1分銅貨(品位:銅950/錫40/亜鉛10) 大同2(1933)年〜康徳6(1939)年
5分白銅貨(品位:銅750/ニッケル250) 大同2(1933)年〜康徳6(1939)年
旧1角白銅貨(品位:銅750/ニッケル250) 大同2(1933)年〜康徳6(1939)年
新1角白銅貨(品位:銅750/ニッケル250) 康徳7(1940)年
(参考文献:日本貨幣カタログ / Wikipedia)