昭和時代の硬貨④(戦後)

太平洋戦争が終結すると貨幣の製造が再開されましたが、国号が「大日本」であったため、日本を占領していたGHQから発行の許可がおりませんでした。そのため、表記を「日本政府」に改めて製造されました。また、日本軍が残した薬莢などの軍需物資から黄銅を確保できたため、黄銅貨が多く発行されました。


大きさの参考として定規を添えることにしました。


鳩5銭錫貨(品位:錫930/亜鉛70) 直径17mm


稲10銭アルミ貨(品位:アルミ1,000) 直径22mm


大型50銭黄銅貨(品位:銅600〜700/亜鉛400〜300) 直径23.50mm


小型50銭黄銅貨(品位:銅600〜700/亜鉛400〜300) 直径19mm


1円黄銅貨(品位:銅600〜700/亜鉛400〜300) 直径20mm


穴なし5円黄銅貨(品位:銅600〜700/亜鉛400〜300) 直径22mm

(参考文献:日本貨幣カタログ / Wikipedia)

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