昭和時代の硬貨①(昭和初期〜日中戦争期)

戦前の硬貨です。

昭和初期には技術の発展によってニッケルで貨幣を製造することができるようになっていました。ニッケル貨発行の裏の目的は有事の際に回収して軍需物資とすべく、貨幣として市中に浸透させておくことでした。実際に日中戦争の勃発によってニッケル貨は回収され、同じように兵器への転用が可能な銅やアルミニウムを素材とした貨幣が製造されました。


カラス1銭黄銅貨(品位:銅900/亜鉛100) 直径23.03mm


左:5銭ニッケル貨(品位:ニッケル1,000) 直径19mm        右:5銭アルミ青銅貨(品位:銅950/アルミ50)直径19mm


左:10銭ニッケル貨(品位:ニッケル1,000) 直径22mm      右:10銭アルミ青銅貨(銅950/アルミ50) 直径22mm

(参考文献:日本貨幣カタログ / Wikipedia)

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