明治時代に発行された竜1銭銅貨ですが、実は竜のウロコ模様に違いがあるのです。

明治6年から明治10年までに作られたものが角ウロコ、明治10年から明治21年にかけて作られたものが波ウロコです。そのため、明治10年銘の銅貨では、角ウロコと波ウロコの両方が存在します。

竜1銭銅貨だけでなく、2銭銅貨と半銭銅貨の竜のデザインも、同じく明治10年中に角ウロコから波ウロコに変更されています。

左：角ウロコ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　右：波ウロコ

（参考文献：日本貨幣カタログ）