2024.05.05
【ざっくり解説】チャレンジスクール受験について解説します。
不登校だけど高校に行きたい。都立チャレンジスクール受験について解説
夏が過ぎ、秋になれば高校受験に向けて努力し始める生徒さんが増えてくると思います。
「いざ受験って言っても、何からすればいいんだろう…?」
と不安に思う生徒さんや保護者の方も多いのではないでしょうか。
特に不登校の経験があると尚更です。
「学校に行ってなくて、学力に不安がある」
「大人数が苦手で、教室に入るのが苦手」
「中学では不登校だったけど、高校には行きたい」
などなど、いろんな不安や考えがありますよね。
そういった不安がある人のために、東京都ではチャレンジスクールを設立しています。
ここ最近存在が知られるようになってきましたが、まだまだ知名度が低いのが現状です。
この記事では「チャレンジスクール」の受験について解説していきます。
読み終わる頃には、
・チャレンジスクールって何なのか
・夏や秋からどんな準備をすればいいのか
・受験対策は何をすればいいのか
がはっきりわかりますよ⭐️
(書いてるのはこんな人)
かなた
不登校の中学生の高校受験支援・受験対策に従事して5年目。
受験に関わった生徒は延べ150人以上。
元々小学校の先生だったこともあり、作文や文章添削は自信あり。
キャリア教育や金融教育の視点も踏まえて生徒達と関わっています。
チャレンジスクールってどんな高校?
都立チャレンジスクールは、主に小・中学校で不登校の経験があったり、高校で中途退学を経験したりして、これまで能力や適性を十分に生かしきれなかった生徒が受験することが多いです。高校で自分の目標を見付け、それに向かってチャレンジすることを大切にしています。
通う時間帯が選べる
学力検査によらない入試
単位制で4年かけてゆっくり学べる
受験までのやることリスト
5月〜
【高校見学・説明会に行く】
早い学校は5月から学校見学や説明会を開催しています。
少しでも気になる学校は見に行ってみましょう。学校の雰囲気や在校生の様子、設備など、実際に行ってみてわかることがたくさんあります。
1月という受験ギリギリまで説明会を行なっています。早めに見学、説明会に行くに越したことはないですが、自分のスケジュールをよく確認しておきましょう。
【自分を分析する】
分析、なんて言うと難しく聞こえますが、
・自分がどんなことが好き/得意/苦手なのか
・それはどうしてか?
・高校生になったらやってみたいことはあるか
・それはどうしてか?
・将来の夢はあるか
・それはどうしてか?
などなど、自分に質問して、自分のことを良く知っておくことが大切です。
ポイントは、「それはどうしてか?」と理由まで考えること。
「ただ何となく」では具体性や説得力に欠けてしまします。
夏休みを上手に使って、ぜひ自分について考えてみてくださいね⭐️
9月〜
【志願申告書を書き始める】
9月に入ると中学校からも希望校調査があったり、受験が迫ってきた感じがします。
慌てずに、計画を立てて、落ち着いて進めていきましょう。
夏休み中に見学に行った学校を比べて、志望校を決められると良いですね。
また、夏の間に行った「自分分析」をまとめておきましょう。
まとまったら、いよいよ志願申告書を書き始めます。
書いては添削してもらって、自分の納得のいくものに仕上げたいですね⭐️
【志願申告書とは】
出願の際に提出する、必要書類の1つです。
指定の用紙(A3の大きさ)に、
・志望理由
・将来の夢
・高校で力を入れたいこと(教科学習)
・高校で力を入れたいこと(教科学習以外)
・自己PR
を記入します。手書きでもPC入力でもOKです。
例年1月末〜2月上旬に提出です。
「9月に書き始めるの早くない???」と思われるかもですが、これが結構書き直すんです…😂
焦るよりは早めに動き出せた方が吉です。余裕をもって書き進めましょう⭐️
12月〜本番直前まで
【作文・面接の練習をする】
高校のホームページには、試験科目の作文の過去問が載っています。
繰り返し練習しましょう。
文章って書けば書くほどに上手くなります!これはガチ!!
自己流で書き進めず、必ず添削してもらいましょう。
志願申告書も作文も、大人に上手く頼ってください。(やってもらう、ではなく)
皆さんのことを応援していますから、きっと力になってくれます。
面接なんて人生で初めてだって人が99%です。
だから練習するしかないんです。練習すると「あっこの生徒さんはたくさん練習してきたんだな」って、面接官にもわかります。
練習あるのみ!!⭐️
まとめ
この記事では都立チャレンジスクール受験について解説しました。
・春夏は高校見学と自分分析
・秋からは志願申告書を作成し始めて
・冬からは作文と面接練習
ざっくりこんな流れで進めると良いのかな、と思います。
あくまで目安なので、作文練習をもっと前から始めてもいいし、自分に合わせて計画を立ててみてください⭐️
「いつ頃になったらこれをする」と計画が立っているだけでも、先の見通しがあることが安心材料になります。
「何となくわかったけど、自分で進めるのは難しいかな…」
という人は、いつでも相談してくださいね⭐️