2024.02.14
これに自信はありますか?
あなたはどうする?
子育ての話の中で以前に
「その子に高い山を登らせるのではなく、自分の山を登らせる」
という話をしました。そのときに
「その山は誰が用意するのか?」
ですよね。例えば
「はい。これがあなたが登る山よ」
と言ってお母さんが用意するのでしょうか?それとも
「この中であなたの好きな山に登りなさい」
といくつかを用意してその中から選ばせるのでしょうか?そこがポイントです。
その山は大丈夫でしょうか?
実際にほとんどの親は
「これがあなたの山よ」
と用意するのか、
「この山の中から選びなさい」
というように親が決めてしまうことは多いです。
「いやそんなことはない。うちは自由に」
と言っている家庭でも、どこかで制限をかけてしまいす。実際にはこんな感じです
「学校の先生がいいよ」
もっと言うと
「学校の先生になりなさい」
とか、
「銀行関係がいいよ」
とか。実際に私の生徒でもいました。ですが、こんなことを誰が予想できたでしょうか?
学校の先生
→ブラック職業として教師のなり手が減ってきています。教師不足になってきて教育学部も定員割れの学部も
銀行員
→ITとAIの発達により「大リストラ時代」突入!とも言われています。店舗も将来は現在の40%くらい
この銀行に関して言えば、20年以上前にマイクロソフトの創業者であるピルゲイツが「銀行は将来必要なくなる」と言っていました。
そのときに周りの人は「そんなバカな」と言ったことが現実を帯びてきています。銀行なしになりつつあります。
また、私のときは「先生」は安定していい仕事、銀行は安定して収入のいい仕事と思われていましたが、こんなことを予想できたでしょうか?
さらに職業の中に
「YouTuber」
が人気になると予想できたでしょうか?
パソコンで触ることができる
また
「パソコンで相手を触れるようになりつつある」
と知っていましたか?今は開発段階ですが、画面の中にあるものが実際にさわった感覚を味わえるのです。
ふわふわした感覚を画面の中に手をいれると感じることができるのです。
そうなんです。
誰も予想できない
実際に誰もこれからのことは予想できないのです。お母さんが
「この山はいいよ」
と提示した山も実は
「ボロボロの山」
なのかも知れません。また、
「この山の中からあなたの好きな山を登りなさい」
と言った山がその子にとってのはずれの山かも知れないのです。
新しい時代の仕事の作り方
だから、これからは
「与えられた選択肢から選ぶ」
時代から
「新しく自分で選択肢を作る」
時代に変わっていったのです。
新しい形の塾を作る
以前にも書きましたが、私が今の塾をやる前には奈良で塾をやっていました。
そのとき激戦区で塾をやって、最後は生徒3名となりました。そのときの選択肢は
「塾をこのまま続けて借金を増やしていくのか」
「塾を閉めてサラリーマンに戻るのか」
という選択肢しかありませんでした。さらに私は生徒が増えると教室があるさくなるのでストレスがたまるという問題ありました。
収入が欲しい→生徒を増やすしかない
生徒が増える→ストレスが溜まって仕事が嫌になる
そういうジレンマも抱えていました。
通常ならどちらかを選ぶという方法しかなかったでしょう。ですが、その中に
「通常とは違う地域に影響されないまったく新しい形の【通わない塾】をお金をかけずに作る」
という選択肢を自分で作ったわけです。そうして今の形になっています。
インターネットでずっと仕事をしている私でも世の中の変化のスピードは速いです。
そんな中で子どもに
「これは大丈夫」
何て子どもが登る山を示すことはできますか?私はとてもできません。そして、それに対して責任も負えません。
だから、あとは子どもがよく考えて、自分で自分が後悔しない山を見つけて自分での登るだけです。
そういう子に育って欲しいと思っています。