2024.01.08
子育てと大人の教育の類似点
大人向けの教育から見る子育てについてです。
私はインターネットを使ってずっと仕事をしています。今もやって今ので20年くらいやっています。
インターネット上の大人の教育
インターネットでも大人向けの教材は売られていました。私もたくさん購入しましたが、使わなかったのもあります。
最初にあったのが
「すぐに儲かる系」
です。別にいうと
「チャンス追求型」
です。チャンスがあれば飛びついていく形ですね。そういうビジネスを求める人が多かったのです。
「儲かるからやる」
というものです。そういった人たちは一時期は儲かったとしても、長年続くことはなく消えていきました。
そして、残ったのが
「戦略型タイプ」
です。自分の強味やお客さんを研究して、儲かるということだけにこだわらずサービスを提供してきた人たちです。
実際に私もお金がなくて苦しかったときはそんなこともありました。ですが、途中から塾に立ち戻ってインターネットの塾を続けています。
リアルの場合では
これを実際のインターネットではなくリアルに置き換えるとわかりやすい例でいうと料理のお店。ある日イタリアン料理のお店が
「タコ焼き屋が儲かる」
と聞いたので次からイタリアン料理からタコ焼き屋に。翌年は
「うどん屋が儲かる」
と聞いたので、その翌年は
「うどん屋」
に。食べ物屋さんならまだしも、これがお医者さんだったら・・。
ある日も脳外科だったらお医者さんが、儲かるというだけで心臓外科医に・・何てことになると怖くてそのお医者さんには行けませんよね。
何でもそうですが、
「儲かるから」
というだけで仕事をしていると結局は長期的には儲からないのです。というよりは
「お金は価値と価値の交換」
ですから、価値あるものをたくさんの人に提供すれば収入は上がるのです。例えば、イタリアン料理のお店なら、美味しい料理と雰囲気をたくさんの人に提供すればいいのです。
それには味を研究したり、いろいろ試作品を作ったりして味を高めていかないといけません。
お医者さんでも同じです。勉強したり、いろいろな患者を診たりして症例に出合わないといけないのです。
それでは教育では?
実は教育も似ているところがあります。
「目先の点数だけを見ている」
「目先の合格だけを見ている」
とか。先ほど
「儲かるから仕事をする」
と同じ状態です。
「点数が上がります」
「すぐに結果が出ます」
という塾に行っても結局は同じです。それよりも
「戦略型」、教育では「キャリア型」というとわかりやすいかも知れません。子どもの将来の「成長」や「経歴」をもっと考えていかないといけません。
いえもっというとこれからの時代は
「子どもの才能や能力を見ながら指導していく必要がある」
のです。
「自分の子どもはどんな才能を伸ばして上げれば将来やっていけるのか?」
とか、
「社会に出たら最低でもどんなことを身につけないいけないのか?」
ということです。私も何年も悩んできたのは
「今学んでいることが10年後も学ぶことになるのだろうか?」
ということでした。
「今、学んでいることで少し点数が取れたからってそれがその子の人生にどうなるのか?」
ということです。実際に2020年の大学入試改革だけでなく、いろいろ新しく変わってきています。
例えば、今度は新しい科目
「プログラミング」
が入ってきています。昔はそろばんはありましたが、今は算数で少しやるだけです。
それよりも
「社会に出たときに使える【考え方】【能力の発揮の方法】などを教えた方がいいのではないのか」
と思うようになったのです。というのも私のところにも子どもが2人います。長男は一旦サラリーマンをしてから私の後を継いでいます。
私が元気なきとは仕事には困りませんが、私が亡くなったときに1人でできるのか・・というのが課題です。
私が亡くなっても1人で、あるいは人を使って仕事を回せるのか?というのがとても大切なのです。
今はベテランの塾長でも塾をやっていくことができません。いえ、逆に
「塾しかやってこなかった人」
の方がうまくいってい時代なのです。そう考えると
「勉強しながら勉強以外のことを学ばないといけない」
のです。もちろん、自分の子どもにもそう思うことは生徒に対しても同じ思いです。
その何の1つが「論理」です。私が「論理エンジン」をやっているのは
「勉強だけでなく、子どもが社会に出てもずっと使うから」
に他なりません。もちろん、2人の子どもにもさせました。というのは
「他人に伝えるときには論理的でないと伝わらないから」
です。そういったことを1つ1つ検証しながら、新しい取り組みについて紹介していきますね。
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