ケアレスミスの防ぎ方

なぜこんな間違いをするの?」

あなたは子供にこんなこといったことがありませんか?というのはもうすぐ受験だというのに考えられないようなミスを連発するからです。

しかも中学受験まであと少し。あとで解き直すとちゃんと解けるのに変なミスをしてしまいます。

模擬試験が終わって、解き直しで「あっ」いう風に気づいて直すミス、あるいは自分自身も「何でこんなミスをしたのかわからない」そんなミスです。

ケアレスミスの種類

ミスをするというのには大きく分けて2つのタイプのミスがあります。そのミスは以下の2つです。

1.みんながやるようなミス
2.その子独自のミス

1つ目のミスは塾や家庭教師の先生が注意事項としていってくれます。実際にこのミスは注意することでケアレスミスを防ぐことができます。

一般的に多いのが、「転記ミス」「計算ミス」「もれ」です

こういったことは よくあることです。例えば、算数なんかで以下のように写し間違いをするというミスもあります。


また、単純に計算ミスという場合です。

あるいは中学生でいうと英語によるスペルミスです。

これに対して「気をつけなさい」といって注意しても解決しません。というのは本人も気をつけていて、「ミスをしたくてやっているわけ」ではないからです。

一番まずいのは単純に「うっかりしただけ」と流してしまうことです。実際テストが返ってきてこんな言葉が出ていると要注意です。

「単純な計算が違っていた。計算ができたらあと10点プラスだったのに」
「これは単純なミス。わかっているのでこれでいうと実力は90点」

と。間違っても親御さんが

「この子は実力があるのに。計算ミスがなければ90点が取れたのに」

何ていわないでくださいね。というのはその子の実力が「ケアレスミスも含めたのが自分の実力」だと勘違いしてしまうからです。実はケアレスミスも実力のうちです。

どうやってミスを防ぐのか?

ミスは「気をつけなさい」といって直るのであればこんなに楽なことはありません。ミスはそもそも「やり方が間違っている」からミスをするのであってそのやり方を変えればいいのです。

1.やり方を変える

算数など転記ミスがあるとき。転記ミスがあるのは、「元と転記先が離れている場合」が多いです。そういったときは、「転記先と転記元を近くする」と転記ミスが減ります。

また、見直すときも「3×5」で解いていたら、逆に「5×3」で解き直すといった見直し方法も変えてみると間違いが見つかります。

2.チェックリストを作る

これは小学生ではないですが、中学生の英語ではよくする間違いでは次の3つといわれています。

1.三単現のS
2.時制
3.単数/複数

です。これをチェックするだけでほとんどのミスを減らすことができます。実際に指導して、テストのとき「解いたあとにこの3つをチェックしてね」と伝えてチェックするのを癖付けしたところ間違いが減りました。

3.データ-・べースを作る

指導では「みんなが間違うところ」というのは事前に「ここは気をつけて」と注意することができます。

先ほどの英語の注意事項などは共通したよくあるミスです。ですが、「その子独自のミス」というのがあります。

ある意味「癖」といったものかも知れません。模試のときによくするミスなどをチェックして、その問題だけをやるようにします。

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