私が犯した間違い


私が犯した間違い

私は18歳の頃から人を指導してきました。最初はいとこの子です。

それから学生の頃はずっと家庭教師をしました。学生の頃は一番多いときで月に20名の子を指導していました。

そのときに犯した間違いはお母さんの要望を聞くということです。

「お母さんの要望を聞いたらまずいの?」

と思うかも知れません。どういうことかと言うと

「うちの子は勉強が嫌いです。特に英語は苦手なので英語を中心にやってください」

というもの。お母さんの言う通り英語からスタートしたんですが、なかなか成果が出ません。

そういった子は結局やめてしまって私の方が家庭教師の契約を切られていまいます。

「何が間違っていたのか?」

その成果はある学生の一言です。

「得意科目を伸ばすと子どもは勉強するようになるんですよ」

と。本当にそうです。勉強が苦手な子に対して苦手科目からスターとするのは問題があるのです。

逆に勉強が嫌いな子は得意科目からスタートするのが鉄則なのです。

というのは勉強が苦手。英語も苦手とすると2つもストレスが溜まるからです。

まずは動かすことに焦点を当てる

勉強が苦手な子や苦手科目や苦手分野のところはまずスタートすることを焦点を当てましょう。

どんな形でもいいので動かないことには何も始まりません。

基本的に苦手とか、できないというのはやっていないということが多いのです。

やってみればほとんどができます。実際に指導していて半分以上子がやってないだけです。

その子に合わせてレベルを下げてやればちゃんとできるようになります。

やってから

「何だ簡単じゃないか」

ということがほとんどなのです。だからまず手を動かすこと。

そこからスタートするべきです。だから勉強嫌いな子がスタートするのは苦手科目ではなく、得意科目からです。

そして、得意科目がさらに伸びていくと、他の子もつられて成績が上がります。

ステップをできるだけ小さくして進んでいく

子どもが勉強をやらないというのは本人のやる気どころではなくて、踏み出すステップが大きい可能性もあります。

例えば不登校の子を指導するこんなことをします。

「学校に行きなさい」

何て言うこと言いません。まずは生活のリズムを整えさせるのです。

その前にするのが部屋の掃除。部屋がぐちゃぐちゃな状態からスタートします。

そうすると

「掃除できない。部屋はぐちゃぐちゃで」

ということを言います。そうすると何をするのかと言うと

「机の一番上の引き出しだけは掃除してください。それだけでいいからね」

という風に本人に伝えます。そうすると

「一番上の引き出しだけだったらできるかも」

と言って掃除をします。それで一週間経ってその子の家に行くと

「上の引き出しだけと思ったけど机の上も片付けたくなっ。

そしたら部屋まで綺麗にしたくなった。それで部屋も綺麗にしたよ」

という風に返事が返ってきます。そういうものなのです。

だから、まずは動かすことが一番大事です。ステップを小さくして子どもができる段階にやっていくと子どもは動き出します。

体験を募集しています。

講師はすべてどこかの塾長又は塾長クラスのベテランです。

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