子どもの気持ち


私の文章を読んでいる保護者の方はほとんどが
「教育熱心」
な方が多いと思います。で、私も主に
「勉強方法」
について書いていますが、でも一番忘れがちなのが
「子どもの気持ち」
です。実は成績が伸び悩んでいる子で多いのが
「親にやらされている」
というものです。子どもは成長するごとに自分自身で物事を決めたり、自分でやりたくなったりします。
 これは当然のことで、それを親が事前にやってしまうと子どものやる気を出すときがなくなります。
 実際に私もそんなときがありました。私は仕事に対してずっと「やる気」のある方でした。
今もそうですが、サラリーマン時代もすごいやる気があって入社した1年目から月1回の休みということもありました。
 ですがもともと独立したかったので、自分のためと思って結構楽しんで仕事をやっていました。
ですが一度だけ「やる気」がなかったときがあります。それは、
「上司が考えを認めてくれなかったとき」
「上司は自分の考えばかりで人の意見を聞いてもらえなかったとき」
でした。最初の頃は
「こうしてはどうでしょうか?」
「これはどうですか?」
としたり、考えたりいろいろ提案していましたが、そのうち何も言わなくなりました。
ただ、ただ言われたことをやるだけでした。そのときは「楽しみ」「喜び」も全くありませんでした。
当時は
「あれだけ楽しみだった仕事がとてもつまらなく思えました」
実は子どもも同じ。勉強するのも
「自分で問題集を選ぶ」
「自分で考えて勉強する」
「自分で計画を立てる」
「自分でスケジュールをする」
などこれもすべて「勉強の楽しみ」の1つです。その「楽しみ」を奪っておいて
「勉強しない」
というのもおかしな話です。
本当のことを言うと
「勉強しなさい」
「この勉強法は・・」
というよりも本当は子どもの言葉に耳を傾けたり、子どもの意見をもっと聞いたりした方がいいのかも知れません。
 子どもはまだまだ未熟なので、
「やり方が少しおかしい」
「口だけでやらない」
ということがあるかも知れません。
親から言うと
「まだ足りないのでは」
と思うかも知れません。
ですが、子どものやることを見守ってやることも必要なのかも知れません。
新入社員のとき息子との対談でそう思いました。
今やっているとこは勉強の方法としては間違っていなくても、子どもの気持ちの面から一度正しいのか考えてみてくださいね。
やり方が正しくも、やる本人がやる気がなければ結果は出ませんから。
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