2023.09.07
お客様からの質問「なぜヘアマニキュアのメニューがないのですか?」
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お客様からの質問
「なぜヘアマニキュアのメニューがないのですか?」
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「かみゅさんはサロンメニューの中に、なんでヘアマニキュアやカラートリートメントがないのですか」
というご質問をいただきました。
それは、ヘアマニキュアやカラートリートメントの薬剤にシリコンが含まれているため、これらの薬剤は取り扱っていません。
同じ理由で、ストレートパーマのメニューもありません。
ヘアマニキュアは、髪が傷まないとアドバイスされたから、ヘアマニキュアを続けていた、というお声を聞くこともあります。
私たちも勉強するまでは薬剤の刺激が少ないから髪にそんなに負担がくるものではない、という認識がありました。
しかし、
頭皮や髪を元気にしたい、
いつまでもしっかりとした髪であり続けたい、
何歳でもオシャレを愉しみたい、
と思えば思うほど、日々のケアの大切さや、サロンで取り扱う薬剤の選択も大切だと感じるようになりました。
シリコン配合の商材を取り扱わない理由は、
・髪にくっつくと取れないから
・シリコンでコーティングされるため、トリートメントで栄養補給ができないから
・繰り返し使用すると膜のようにくっつき、毛穴や頭皮から老廃物が排泄されにくくなるから
・パーマがかからないから(コーティングによりパーマ液が髪の内部の栄養に反応しないから)
・ヘアカラーの色の定着が悪くなるから
・体内で分解できないから(自然界でも分解しにくいから)
同じ理由で、ホームケアでおススメしているシャンプーやトリートメント、スタイリング剤などもノンシリコンのものをチョイスしています。
カラダ(特に脳がある大切な頭)に使うものには、シリコンだけを注視しているのではなく、日々使うものはシャンプーなどで分解、取り除けるような素材のものを選んでいます。
お客様のため、でもありますし、排水する環境のため、でもありますし、毎日扱う美容師の健康のため、でもあります。
だから、アルカリカラー剤でヘアカラーをされる方には、ヘアカラーの後のケア(ヘッドエステ)をご提案しています。
ヘアカラーのダメージを少しでも軽減、分解しておくと、染め続けてもヘアカラーのダメージを引きずることなく、本来の色を愉しむことができます。
人生100歳時代、100歳近くなったときに「この年齢だから(妥協で)この髪型しかできない」、というのではなく、しっかりとしたハリコシのある髪を保ちながら、ファッションの一部として髪型や髪の色を愉しんでもらいたいと思っております。