1000万円をあげるといわれました。

庭を見ると何やら人影が見えた。叔父さんが一生懸命に穴を掘っていた。
しかも、大きな掘削機械を使って・・かなりの深さにそして、何かやらトランクを埋めていた。
その前に鞄の中を確認している。
何と
「10000円の札束が・・・」
思わず「ごくり」と唾をのみ込んだ。

1000万円もらえるとしたら

冒頭の話は
「1000万円上げると言われたら?」
という話です。
ある日親戚で集まることがありました。集まるところは
「お金持ちである叔父さんの家」
で。その中でその叔父さんがこんな提案がありました。
「この家の中でお金を埋めた。もし、1日で見つけられたらそのお金をすべて上げよう。」
続いて
「金額は500円かも知れないし、1000万円かも知れない。1日で探してみて」
という話です。その中で何名かは
「参加する」
と手を挙げました。当然ですが、
「私も参加します」
と。そして、いよいよスタートです。私は当然ですが、
「例の庭」
を一生懸命に掘り出した。スコップを使って必死に。
数時間もすると
「1人、2人・・」
と辞めていきました。
「もう辞めた」
「500円だったらバカみたい」
「もう疲れたよ」
と言いながら・・です
 私ワクワクしながら、穴を掘るのです。ドロドロになって、周りの人も
「よくがんばれるね」
「辛抱強いね」
「忍耐強いね」
と・・。そして、とうとうあの
「鞄」
を見つけたのです。そして、
「やった」
と叫ぶのです。

物語から学ぶ

実はこの話は
「完全にフィクション」
です。もちろん、
「そんなお金もな叔父さんも」
「奇特な叔父さん」
もいません。なぜ、この話をしたのかと言うと
「忍耐」
についてです。
「忍耐」
というのは何かをなすためには
「必要な条件」
なのかも知れません。今では
「忍耐の価値」
が低く見られたのか知れませんが、それでも
「忍耐」
はとても必要です。
「勉強をするにも」
「成績を上げるにも」
も。そして、私は今まではやみくもに
「忍耐することだけが大切」
と思っていました。ですが、
「成績の良い子」
「仕事のうまく人」
の言う
「忍耐」
はまた違ったものなのです。先程のお金を見つけるために
穴を掘っている姿を見ると、知らない人は
「忍耐強い」
と思うかも知れません。ですが本人からすると
「決して忍耐強い」
わけではなく
「結果がわかっているから」
がんばれるだけなのです。
「絶対にお金が手に入る」
とわかっていたからです。
これは、単純に
「苦しくてもがんばれ」
ではなく
「苦しくてもがんばれば結果が出る」
ということを知っていたいたからです。社会に出て
「忍耐を持って辛抱強くできる」
のは、実は
「どれだけ自分や自分のやっていることが信じられるか?」
だけなのです。

私が続けられる理由

私も何年も何年も地味なことをやります。例えば
「メルマガ発行」
もずっと続けています。仕事も休まず続けています。
また、子ども指導でも
「これは無理だな」
という大変な子を何年にもわたって指導しています。
また、私がインターネットで仕事をしたり、塾の危機から脱出できたりしたのも
「忍耐力がある」
のではなく
「自分は乗り切れる」
「その子は絶対に良くなる」
と信じていたからなのです。つまり
「忍耐出来る子」

「まだ見たことのない将来の自分の成功を信じられるかどうか?」
なのです。子育てでは
「そういったまだ見えない将来を信じられる」
子に育てていく必要があるのです。それには
「自己肯定感を高める」
「小さい成功の積み重ね」
をさせていく必要があるのです。そうすることで
「粘り強く取り組める子」
になっていくのです。
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