2026.05.19
当院の猫背調整(背骨と巻き肩)
ご自身で猫背を少し治そうとしたら背中上部を痛めてしまったY様(60代女性)。
ちょっと猫背気味だなと、床に手をついて上半身を後ろに大きく反らすストレッチを行ってみたそうです。背骨が丸いので、背骨を逆に反らすストレッチという発想ですね。ご自身で体を動かしてメンテナンスされる意識は素晴らしいです。
実はこれ、体を痛めてしまいやすいので要注意です。Y様が行ったのは、骨盤を床で固定し首、背中、腰をまとめて同時に反らす運動です。血流が悪く緊張している脊柱起立筋を無理に収縮させる運動のため、寝違い、ぎっくり腰になりやすい動きでもあります。
お一人お一人お体の状況が違いはしますが、一般的に猫背で背骨が硬くなっている人は背骨を反らす動作が苦手です。例えば「うがいする」「目薬さす」「体全体反らし空を見る」などです。
もしご自身で猫背のストレッチを行う場合、背骨周りの筋肉のストレッチを別々で行うのがベターです。背骨を「反らす=伸展」よりも逆の「曲げる=屈曲」系で筋肉をストレッチした方が筋肉を緩めることができ、猫背改善にも良いですね。

<当院の猫背調整>
当院では「背骨調整」と「巻き肩調整」の基本2つを行っています。
「猫背」は体を側面から見たときに分かるS字カーブの歪みです。背骨を支えているのは筋肉であり、歪みの原因のほとんどは筋肉です。
首や肩、背部、腰部など背骨を支え動かす筋肉の緊張を緩めていきます。ほとんどの方はこれだけで歪みが取れ、背骨の柔軟性やS字カーブが改善します。これも立派な「背骨調整」です。
背骨矯正は背骨の音を鳴らすという印象もあるかもしれませんが、確かにそういう技術もあります。
しかし長年の経験上、音を鳴らす矯正は歪み矯正というより、周辺の筋肉が効果的に緩んだり、背骨の柔軟性が改善したりなどのメリットの方が高いと考えています。
話は戻ります。
硬く歪んだ背骨のままで、いくら良い姿勢を意識しても限界があります。猫背の方に「良い姿勢」を見せて頂いても、背中や腰が丸まったままなので骨格的には「悪い姿勢」に見えることがよくあります。
猫背の人でも良い姿勢は心掛けた方がいいですし、良い姿勢のコツもあります。ただ、背骨を支える筋肉のこわばりが取れると、いとも簡単に良い姿勢、正しい姿勢ができるようになります。
当院を初めて利用される方は、施術のビフォーアフターで、姿勢がハッキリ変わったことをその場で体感されています。痛みや不調の改善の喜びと同時に、ほぼ全ての方が姿勢の変化に驚かれたり、喜んでいただけているのです。
自然に良い姿勢ができるのはとても気持ちがいいものです。反面、それだけ良くない姿勢が日常的だった何よりの証だと思います。
また「巻き肩」の方も猫背の方に多く見られます。巻き肩ですと、猫背が余計猫背に見えてしまうので、巻き肩調整もセットで行うと効果は抜群です。
肩甲骨や肩の可動域などを調整することで「巻き肩」が改善すると、肩が開きやすくなり、胸郭が開き呼吸がしやすくなり、体幹に頭が正しく乗り全身のバランスが整います。施術後は良い姿勢がラクにできる状態になっているため、良い姿勢を心掛けると良いですね。
お一人お一人お体の状態やご症状も違うので、その方に合った日常の過ごし方などをレクチャーさせて頂いております。