合格・不合格。その後どうなったのか?

「受験の結果が出た」

「受験の結果を待つだけ」

「これから受験」

と受験生はいろいろな状態だと思いますが・・その話を。

合格後のドラマ

「受験」という結果で

「合格した」

「不合格だった」

というのは本人に取っても、周りの家族に取っても

「大変な違い」

に感じると思います。

おじいちゃん、おばあちゃんがいる家なら、

「孫が合格した・・・うっうっ」

とおばあちゃんが泣いてしまうか知れません。逆に

「不合格になった。がっくり」

となるかも知れません。

ただ、ここでのポイントは

「これで終了ではない」

ということです。今回の結果を

「自分に生かすのはこれから」

なのです。実際に長年指導してきて、

指導した生徒から連絡をもらうと

「受験は通過点だったなぁ」

とつくづく感じます。そして、

「結果を生かすのはこれからだ」

と。例えば

「合格」 ・・・さらに飛躍する

        喜んで勉強しないで終了

「不合格」・・・バネにして飛躍

        結果を引きずって勉強しない

とそれぞれどちらを選ぶのも本人次第なのです。

実際に指導した生徒でも

「合格」=「その後は幸せ」

と決まっているわけではないのです。その話をします。

逆転合格の悲劇

 私の会員さんの中にはいろいろな生徒さんがいらっしゃいます。

すごかったのが

「学校の先生も無理」

「塾の先生も無理」

と言われた学校に

「逆転合格」

して入った子。この子は私が指導したわけではないのですが、

「進学校に合格」

してから「相談」として入ってきました。「逆転合格」は本人の努力の賜物です。

が、その後が大変でした。それは

「授業の進度が速すぎてついていけない」

というもの。進学校に逆転合格したものの、授業の進度が速くてついていけない。

本人もやる気をなくして、

「勉強しても追いつかない」

のだそうです。確かに

「図書館に通って勉強」

していましたが、卒業するまで成績は伸びなかったのです。

そして、

「ギリギリで卒業した」

という形になりました。当然、

「希望の大学には到底無理」

で、行きたくない大学にしぶしぶ入ったというもの。

チャレンジを辞めて退学

また、「チャレンジを辞めて」

勉強もあまりしないで、今の自分で入れるところに入った子。

 入ったときは「楽勝」でしたが、

「自分には合わない」

と言って「1学期で退学してしまった」という子もいました。

不合格からの人生の逆転

逆に「不合格になった」

それでその口惜しさをバネにして

志望大学に入った子もいました。

その子が大学で中学のときの同級生に偶然会ったとき、

「えっ、何であなたがいるの?」

と言われたそうです(実話)

(彼女の高校の偏差値  43

中学の同級生の偏差値 68)

その子は

「中学のときは勉強しなかった。

 だから高校に入って勉強する」

と決めていたそうです。

そして、ひたすら勉強しました。

毎日1時、2時までと。

合格してがんばる・がんばらない

 もちろん、

「合格してさらにがんばる子」

もいますし、

「不合格になってずっとふてくされて 

次の大学も希望のところに入れなかった子」

という場合もあります。

こうやって考えて見ると

「合格」 =「幸せ」

「不合格」=「不幸」

とは限らないのです。その後

「今回の結果はよかった」

と思えるのはその後のがんばり次第です。ぜひとも

「今回の結果を自分の人生の糧」

になるようにがんばってくださいね。


ショップファンクラブに参加すると「100円」でサービスが受けられます。


参加はこちら。


塾の現状。そして、子どもの進路を考える。 一覧 「勉強嫌いな子は少ない」と言い切れるその理由は?