「しかし」を無視して大失点!国語が苦手な子の「勘読み」矯正法5


こんにちは。 学習ジム・コーチの堀です。

連載ストーリーの第5話をお届けします。

今回のテーマは「接続詞」。

国語が苦手な子は、 文章を『自分勝手』に読み変えてしまいます。

「え、そんなこと書いてないでしょ?」 と驚くような読み間違い。 その原因は、あの「小さな言葉」の 無視にありました。


第5話:信号無視をする暴走列車

【小説パート】

「よし、採点採点〜♪」

陸が上機嫌で 塾のテキストを広げている。 今日の物語文は、 彼が好きな「冒険モノ」だったらしい。 内容が面白かったからか、 「今回は自信ある!」と鼻息が荒い。

しかし、丸付けが進むにつれて、 陸の表情が曇っていく。 首を傾げ、ペンが止まる回数が増える。

「……は? なんで?」

最後の大きな記述問題。 配点は10点もある重要問題だ。 自信満々で書いた答えが、 解答と真逆だったのだ。

陸の答え: 『主人公は、宝物を手に入れて喜んだ』

正解: 『主人公は、宝物よりも大切な仲間に気づいた』

「おかしいよこれ! だって、宝物見つけたんだぜ? すげー苦労して、やっと見つけたんだよ? 喜ばないわけないじゃん!」

陸が納得いかない様子で叫ぶ。 麻衣が横からテキストを覗き込む。

「陸、ここの文章、ちゃんと読んだ?」

麻衣が指差したのは、 宝を見つけた直後の行だ。

『しかし、彼の心は晴れなかった』

たった3文字。 でも、物語をひっくり返す重要な言葉だ。

「あ、ほんとだ。書いてある」

陸は悪びれもせず言う。

「でもさ、これ一行だけでしょ? その前はずっと『早く見つけたい』って ワクワクしてたじゃん。 だから全体的に見れば『喜び』でいいじゃん。 なんでこの一行だけでバツになるの?」

麻衣は頭痛がした。

陸は、文章を読んでいないのではない。 『自分の読みたいように』読んでいるのだ。

「しかし」という言葉は、 話の流れがひっくり返る 重要なサインなのに。 陸の脳内では、そのサインが 勝手に消去されている。

陸にとっての接続詞は、 ただの「無意味な飾り」らしい。 読み飛ばして、 「冒険なら最後は宝物でハッピーエンドだろ」 という自分のストーリーを脳内で作り上げ、 暴走列車のように突き進んでしまう。

「あんたねえ…… 道路で『止まれ』の標識無視したら、 事故るでしょ? 死んじゃうでしょ? 国語も同じよ!」

「国語と道路は違うし! 大げさだなあ」

この『自分勝手な暴走』を止めない限り、 どんなに読書量を増やしても、 一生正解には辿り着けない。 むしろ、読めば読むほど 自分の妄想で誤読していくだけだ。

どうすれば、 彼に「ブレーキ」を教えられるのか? 彼の脳内暴走を止めるスイッチは、 どこにあるの?


【解説】接続詞は「道路標識」です

国語が苦手な男子は、 接続詞(しかし、つまり、だから)を 読み飛ばすクセがあります。

彼らは、単語だけを拾って 「なんとなく」の意味をつなぎ合わせ、 自分勝手なストーリーを作ってしまいます。 これを『勘読み』と言います。

当塾では、 接続詞を徹底的にマークさせます。

  • しかし(逆接)→ ▼(話が変わる!)

  • つまり(要約)→ =(ここが大事!)

接続詞は、筆者が立てた 『道路標識(サイン)』です。 このサインに従って読むだけで、 「勘読み」は驚くほどなくなります。

読解力とは、 センスではなく『標識を守る運転技術』なのです。


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