「国語は後回し」は危険?算数が伸び悩む本当の原因と解決策7


こんにちは。 学習ジム・コーチの堀です。

連載ストーリーの第7話をお届けします。

今回のテーマは「優先順位」。

「国語が苦手だけど、 まずは算数を固めないと……」

そう思って国語を後回しにしていませんか? 実はそれが、成績停滞の原因かもしれません。


第7話:算数の偏差値は65で止まる

【小説パート】

「陸、今週の国語の宿題、まだでしょ?」

木曜日の夜。 麻衣が声をかけると、 陸は算数の難問集を解きながら答えた。 顔も上げない。

「あとでやるよ。 今、この図形問題がいいところなんだよ。 邪魔しないで」

「あとでって、もう寝る時間じゃない。 また週末にまとめてやる気? やっつけ仕事じゃ意味ないでしょ」

「いいじゃん、国語なんて。 配点おなじでも、 算数の方が差がつくんだから。 先生も言ってたよ、算数で逃げ切れって」

陸の言い分は、 塾の一部の先生が言う戦略でもあった。 『算数で稼いで、国語は平均点狙い』。 確かに、これまではそれで通用してきた。

でも、最近その戦略に陰りが見えている。

5年生の頃は偏差値68までいった算数が、 最近は62〜63を行ったり来たり。 難しい問題になればなるほど、 解けたり解けなかったりの波が激しい。 もう半年以上、成績が停滞している。

麻衣は不安になり、 帰宅した夫・健太に相談してみた。

「ねえ、そろそろ国語に本腰入れないと、 算数も頭打ちなんじゃないかしら?」

しかし、夫の返事は楽観的だった。 ビールを飲みながら笑い飛ばす。

「いやいや、男子は算数だよ。 俺も国語なんて嫌いだったし。 国語なんて直前に詰め込めばいいんだよ。 今は算数を70に乗せるのが先決だろ。 陸の好きなようにやらせてやれよ」

「でも……」

麻衣は言い返せなかったが、 モヤモヤは消えなかった。 本当にそうだろうか? 夫の時代の受験と、今は違うんじゃないか?

陸が間違える算数の問題を見ると、 計算ミスではない。 『条件を整理しきれていない』のだ。

複雑な条件が5つも6つも絡み合う 最難関校の算数。 それを解きほぐすのは、 計算力ではなく『構成力(国語力)』だ。

陸の算数の伸び悩みは、 これ以上計算練習をしても解決しない。 国語力という『天井』に ぶつかっているからではないか?

「後回し」にし続けたツケが、 今、一番自信のある教科に 静かに、でも確実に襲いかかろうとしている。

麻衣は、陸の部屋から聞こえる シャーペンの音を聞きながら、 焦燥感に駆られていた。


【解説】国語は全教科の「天井」を決める

「国語は後回し」 これは非常に危険な戦略です。

なぜなら、国語力(論理的思考力)は 他の教科の『受け皿』だからです。

受け皿が小さいままでは、 どれだけ算数の知識(水)を注いでも、 溢れ出してしまいます。

特に偏差値60を超えてからは、 「問題文を読み解く力」の差が そのまま点数差になります。

算数をさらに伸ばしたいなら、 急がば回れで「国語(論理)」を 鍛えるのが最短ルートなのです。


【無料相談】伸び悩みの原因を診断

「得意科目も最近パッとしない」 「成績が頭打ちになっている」

それは、国語力という 『見えない天井』のせいかもしれません。

お子様のポテンシャルを解放するために、 まずは現状の「読む力」を診断しませんか?

▼お問い合わせ・詳細はこちら リンクはこちら

一覧 時間が足りない!テスト後半が白紙になる本当の原因と対策6