2026.01.06
動画なら集中するのに…YouTube世代が長文を読めない理由8

こんにちは。 学習ジム・コーチの堀です。
連載ストーリーの第8話をお届けします。
今回のテーマは「動画と読書」。
「YouTubeなら何時間でも見るのに、 本を開くと5分で寝てしまう」
現代っ子特有のこの現象。 脳の使い方が全く違うことをご存知ですか?
第8話:止まった文字が読めない脳
【小説パート】
「ギャハハハ! これスゲー!」
リビングから陸の爆笑が聞こえる。 ソファで逆立ちのような姿勢になり、 手にはタブレット。 お気に入りのゲーム実況動画を見ている。
もう2時間も、画面に釘付けだ。 瞬きすら忘れているような集中力。 瞳がキラキラと輝き、 脳がフル回転しているように見える。
「陸、そろそろ休憩して テキスト読みなさいよ。 明日、模試でしょ?」
麻衣が声をかけると、 陸は「チッ」と舌打ちをして、 渋々タブレットを置いた。 そして、重たい音を立てて 国語のテキストを開く。
……3分後。
さっきまでの輝きはどこへやら。 陸の目が、死んだ魚のように澱んでいる。 視線が泳ぎ、あくびを連発し、 シャーペンを指でくるくると回し始めた。
「ちょっと、集中してよ。 さっきの動画の集中力はどこ行ったの?」
「だってさぁ……」
陸は机に突っ伏した。
「文字ばっかりでつまんないんだよ。 読んでても、なんか目が滑るっていうか、 頭に入ってこないんだよ。 眠くなるんだよ」
陸は正直だ。嘘をついているわけではない。
動画は、向こうから勝手に 情報(映像・音・テロップ)が飛び込んでくる。 受け身でいても、脳を刺激してくれる。
でも、本は違う。 自分で文字を追いかけ、 自分の頭で映像を作り、 意味を組み立てなければならない。 ものすごく『能動的』なエネルギーが必要なのだ。
生まれた時から動画に囲まれて育った陸。 彼の脳は、 『動かない文字』から情報を吸い上げる力が 極端に弱っているのかもしれない。
「文字を読むと眠くなる」 これは怠けではない。 彼の脳が、活字に対して アレルギー反応を起こしているのだ。
このままでは、 入試の長い長いリード文を読み切る体力が 絶対的に足りない。 途中で脳がシャットダウンしてしまう。
動画漬けになってしまった脳を、 どうやって「活字モード」に 切り替えればいいの? タブレットを取り上げるだけじゃ、 解決しない気がする……。
【解説】受け身の脳を「能動」に変える
動画世代のお子さんは、 情報の『受け身』に慣れすぎています。
文字を読んでも、 頭の中で映像に変換する回路が 錆びついているのです。
これを治すには、 いきなり長文を読ませるのではなく、 『短文を絵にする』練習が有効です。
「リンゴが机から落ちて割れた」
この一文を読んで、 頭の中で動画のように再生させる。 当塾では、この「変換トレーニング」を 繰り返し行います。
自分から情報を掴みに行く脳を作れば、 長文も怖くありません。
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