2026.01.13
「わかった!」の瞬間。国語嫌いの息子に初めて変化が訪れた日10
こんにちは。 学習ジム・コーチの堀です。
連載ストーリーの第10話をお届けします。
今回は、ひとつの「転機」のお話。
ずっと国語を嫌っていた陸くんに、 小さな、でも確かな変化が訪れます。
「わからない」が「わかる」に変わる瞬間。 それは突然やってきます。
第10話:霧が晴れた日
【小説パート】
「……あ、そっか」
日曜日の午後。 雨が降っていて、外は薄暗い。 いつものようにリビングで 国語の宿題と格闘していた陸が、 ポツリと呟いた。
「どうしたの?」
洗い物をしていた麻衣が手を止めて聞くと、 陸はテキストを指差した。 いつもならイライラして貧乏ゆすりをしている時間なのに、 今日は妙に静かだ。
「今までさ、 『しかし』って適当に読んでたけど、 これ『逆』ってことだよね?」
「うん、そうよ(今さら?)」
「で、こっちに『つまり』があるから、 こことここがイコールなんだ」
陸は、不器用な手つきで、 文章に線を引いている。 逆接には逆三角形、イコールにはイコール記号。 それは、例のサイトで見た 『読み方のレシピ』を真似したものだった。
最初は「めんどくせー」と言っていた作業だ。 でも、彼はそれを自分の手でやっている。
「だから…… 筆者が言いたいのは、こっちの具体例じゃなくて、 こっちの『自然を守ろう』ってことか。 答えは、ウだ」
陸の鉛筆が動く。 記述欄にも、迷いなく答えを書き込んでいく。
今までなら、 「わかんねー」「どれも正解に見える」 と叫んでいたタイミングだ。
でも今日は、静かだ。 まるで、算数の図形問題を解いている時のように、 淡々と、論理的に答えを導き出している。
「解けた」
陸が顔を上げる。 少し照れくさそうに、でも誇らしげに言った。
「なんかさ…… パズルみたいだね、これ。 ルールがわかれば、答えがひとつに決まるんだ」
その言葉を聞いて、 麻衣は胸が震えた。 泡のついたゴム手袋のまま、立ち尽くした。
「パズルみたい」 それは、陸にとって 最大級の褒め言葉だ。 「わけのわからない感情論」が、 「解ける対象」に変わった証拠だ。
まだ偏差値は低いままかもしれない。 でも、真っ暗だった国語の森に、 一筋の道が見えた瞬間だった。
「お母さん、丸付けして」
差し出されたノート。 そこには、少しだけ丁寧な字で、 的確な答えが書かれていた。
大きな花丸をつけてあげたい。 麻衣は赤ペンを強く握りしめた。 目頭が少し熱くなった。
【解説】自信は「解き方」から生まれます
「国語が嫌い」 その最大の理由は、 「どうやって解けばいいかわからない」 という不安感です。
陸くんのように、 「ここは逆だから」「ここはイコールだから」 という『根拠』が見つかれば、 国語は楽しいパズルに変わります。
一度「わかった!」という感覚を掴めば、 子供は勝手に伸びていきます。
必要なのは、 「頑張れ」という励ましではなく、 「こうすれば解ける」という 『道具(レシピ)』なのです。
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