家族のことから逆算した家づくり

「中古住宅を探しています」
そんなご相談をいただきました。

いろいろ条件を聞いていくと、正直なところ、相談者さんが考えているご予算だと「これは良い!」と思える中古住宅はなかなか厳しい状況…。

もし買えたとしても、ほぼ確実にリフォームが必要。

住み始めてからも「何か直さないといけないんだろう…」と不安がつきまとう可能性…

築年数の兼ね合いで、借入期間が短くなり毎月の返済額が多くなる…

そもそも、中古住宅の評価があまり期待できなく、借入額が低い…

という印象でした。


そこで、「中古を探す」以外の選択肢も一緒に考えてみることに。
話を聞いていく中で分かったのが、実家の土地がかなり広いということ。

「それなら、実家の土地の一部に新築する案もありますよ」とお伝えしました。

さらに家族構成や今後のことを整理していくと、
実家には築50年近い建物が残っている状況。
そこで今回は、その建物をいったん取り壊して、家族みんなで使える賃貸併用住宅を建てる案をご提案しました。

ただし、ここで一番大事にしたのは「勝手に話を進めないこと」。

実家の土地や建物の話は、本人だけで決められるものではありません。

なので、まずは奥さんの考えをしっかり聞くところから
旦那さんの家族と同じ建物で生活することについて、一番気になるのが奥さんです。
そのあとで、兄妹の皆さんにも順番に意思確認をしていきましょう、という流れにしました。

今回のポイントは、「マイホームを買う」だけの話ではないところ。
将来、家族の形は必ず変わります。

・子どもが大きくなったら

・親(相談者の兄妹)世代の暮らし方が変わったら

・誰かが独立したり、また戻ってきたり

そんなときでも、建物の中で住む場所を入れ替えられるような設計にすれば、無理なく暮らしを続けられます。

家を買うことがゴールじゃなくて、
「その家でどう暮らし続けるか」が大事。

僕は、物件を売る人ではなく、

「その家族にとって一番しっくりくる選択肢」を一緒に考える役割だと思っています。

今回も、
「そんな考え方があるんですね」と言ってもらえて、
いい時間になりました。

私を頼ってくれたHさん、ありがとうございました。

【当選者発表】相続ラジオ放送1周年プレゼント企画 一覧 相続ラジオ 1周年ありがとう企画!について