子どものスマホ問題の本質 - 一生続く自己管理の問題


「子どものスマホをどうにかしたい」

こんな悩みを持つ保護者の方は多いと思います。

今回は人気の「スマホ問題」について書きます。

ですが、実はこれは**「一生解決しない問題」であり、「本質的な問題」**と思ってください。

そうすると気分は少し楽になります。

というのは、**「スマホ問題」は結局は「自己管理の問題」**だからです。


なぜスマホ問題は解決しないのか

実際に外に出てみると、スマホをいじっている人をたくさん見ますよね。

電車に乗っている間、ゲームをしている人もいます。

例えば、仕事中なのに、Facebookをやっている人。

また、仕事中に「上司うざい」とツイッターでつぶやいている人もいます。


大人もスマホ中毒

大人でもずっとスマホをいじっています。

たとえば、ファミレスで家族と食事をするときなのに、家族がスマホに夢中とか。

一緒にいるのにバラバラ。

また、旦那さんが家庭の中でスマホでゲームばかりしていて、奥さんの話を聞かなくて夫婦仲が悪くなることもあります。

奥さんがよくFacebookで愚痴っています。


さらに悲惨な例

さらに悲惨なところでは:

「自転車を運転しながらスマホをいじって、人と当たって相手が死亡」

「運転中、ポケモンGoをやっていて交通事故。相手が死亡」

というのがあります。

2人とも大人です。

またスマホと一口に言いますが、結局「SNS」「ゲーム」「サイトの閲覧」「動画」といろいろあります。

そうやって、スマホをいじっているのは子どもだけでなく、大人もなのです。


私も自己管理ができなかった

こんなことを書いている私も、スマホだけでなく、ゲームやインターネットで自己管理が全くできないときがありました。

たとえば、大学受験が終了して、1人暮らしをしていたときは朝までゲーム三昧。

「パワフルプロ野球」をやって1日13時間やり続けたというときもあります。

また、社会人になってもゲームの「ストリートファイター」を朝の6時までやって、仕事は9時から。

ということもありました。

また、YouTubeを見ていたら朝の4時まで見ていて、新聞配達のバイクの音を聞いて、慌てて布団に入る。

なんてこともありました。

実際はこんなものです。

だから、「スマホ問題」は決して「子どもの問題」だけではないのです。


スマホを禁止してもムリ

だから、**「スマホは絶対ダメ」**なんて言って使わせないことは、結局はムリです。

というか、大人になってもこのスマホ問題はつきまとうからです。

そして、子どものころは管理できたものの、大学生になって親元を離れたら、スマホをやっていて、授業に寝坊して留年とか。

また、社会人になってもスマホ依存症になって、仕事中でもスマホをいじっているとなります。

こうなると、**「親の管理」**の問題ではなくなります。


スマホ問題の本質

実は「スマホの問題」というのは、その人の精神年齢の成長度でもあります。

別にスマホを触るなというわけではなく、「触るときは触って、触らないときは触らない」ようにけじめをつけていくのです。

それができないから問題ですよね。


スマホは使い方次第で仕事にもなる

ですが、スマホは使い方によっては大変便利なツールです。

電話というよりは、どちらかというと小さなコンピュータです。

私もスマホからFacebookで他塾の先生とつながっているので、いろいろ情報を得ています。

また、私はそこから実際に収入も得ていますので、完全に仕事で使っています。

多分、インターネットやスマホがなかったら今の生活は成り立ちません。

家族を養うこともできません。

だから、スマホは**「使い方さえ間違わなければ便利な道具」**なのです。


まとめ:スマホ問題の本質を理解する

スマホ問題について理解すべきこと:

スマホ問題の本質:

  • 一生解決しない問題
  • 子どもだけの問題ではない
  • 大人も含めた自己管理の問題
  • 精神年齢の成長度の問題

やってはいけないこと:

  • スマホを完全に禁止する
  • 親が一生管理しようとする
  • 子どもだけの問題だと考える

大切なこと:

  • けじめをつける習慣を身につける
  • 「触るときは触る、触らないときは触らない」
  • 使い方を間違わなければ便利な道具
  • 自己管理能力を育てる

現実:

  • 大学生になっても問題は続く
  • 社会人になっても問題は続く
  • 親の管理では解決しない

あなたのお子さんのスマホ問題、どう向き合っていますか?

「スマホをやめさせよう」と考えるのではなく、「自己管理できる人に育てよう」と考えてみてください。

それは一生の財産になります。

よくある質問

Q. じゃあ、具体的にどうすればいいんですか? A. 次回の記事で、具体的な対処法についてお話しします。まずは「スマホ問題は自己管理の問題」という本質を理解することが大切です。

Q. 小学生にスマホを持たせるのは早すぎますか? A. 持たせる時期よりも、「自己管理の習慣をどう身につけさせるか」が重要です。早い遅いの問題ではなく、使い方の問題なのです。

Q. 大人の私もスマホ依存かもしれません... A. まさにそこが大切なポイントです。親自身が自己管理できていないのに、子どもに「スマホをやめなさい」と言っても説得力がありません。まずは親から見本を見せることが大切です。

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