子育てをしていると 落ち込むことがありますよね。

子どもに対して言い過ぎたとか、 怒ってから自己嫌悪に陥ること。

そんなお母さん、心配することはありません。

それはあなたが悪いのではない。 あなたのやり方が悪いのだ と分かってくると心が楽になるのです。

自分を責めるお母さんこそ希望がある

私のところに面談に来るお母さんというのは、 どうしても自分を責めてしまいがちです。

実は自分を責めるお母さんというのは、 実は希望が持てるのです。

それはなぜかというと、 改善しようという意欲があるからです。

だから来たお母さんに 「私の子育ては大丈夫でしょうか？」 と言われると、こう答えます。

「大丈夫ですよ。 なぜなら私のところに相談して、 ちょっとでも変えようという気があるからです」

あなたが悪いのではない

ここで分けてほしいのは、 子育てがうまくいかないからといって あなたが悪いのではないのです。

あなたのやり方が間違っているわけです。

ここを分けるわけですよね。

大切なのでもう1度言います。

あなたが悪いのではない。 あなたのやり方が悪いのです。

「勉強しなさい」の例

例えば「勉強しなさい」と言って 子どもが勉強しない。

「勉強しなさい」を10回言ってもやらない。

「勉強しなさい」を100回言ってもやらない。

これは「勉強しなさい」という 行為自体が間違っているということですよね。

間違ったやり方を繰り返しても 結果が出るわけではありません。

大切なのはやり方を変えるということです。

そこに気づくと また違った子育てが生まれます。

同じやり方で違う結果は得られない

これは同じやり方で 違う結果を得るというのは、 狂気という言葉が確かあったと思いますが、 実際に同じやり方で 違った結果を得ることはありません。

うまくいかない時というのは やり方を変えることです。

もっと言うと、 考え方を変えることですね。

そうすると子育てというのは うまくいきます。

基本的にうまくいかない時というのは やり方が同じなんです。

大切なことは「どうやって考え方を変えるか」です。

目先を追うとうまくいかない

どのように考えるのか。

実際に子育てでうまくいかない時というのは 目先を追う時にうまくいきません。

目先というのは受験とかですね。

もちろん受験が迫っていたり、 すぐテストがあると、 そっちに結果を求めるために ついつい口うるさくやってしまいます。

でも、子育ての本来の目的を思い出すと また違ったものになる。

子育ての本来の目的は「自立」

それは子育ての本来の目的は何かというと 自立なんですよね。

自分で食べて自分で生活できるように なればそれで合格なのです。

入試に合格することで合格？ これは私が30年子育て・教育に 関わっていくと分かるのですが、 例えば中学受験、高校受験で 合格したらいいのかというと 必ずしもそうではないのです。

お母さん方は ついつい目の前の受験で合格すればと 思ってしまいますが、 あるいは高校に行ってくれればなどと 思いますが、 実はそれで終わりではありません。

合格しても終わりではない

実際に私のところでも 最近相談があったのです。

中高一貫校に合格して、 最初は学校生活もうまくいっていた。

途中で不登校になった。

先生、相談に乗ってくれませんか？ という話ですよね。

そういう相談があるのです。

そう見てみると、 せっかく合格したのに 学校に行かなくなったとか、 不登校になったとか、 学校を辞めるというのもあるわけです。

当然、入試前には そんなこと1ミリも思わないのですが、 実際にあるのです。

塾と親の違い

塾という立場では、 一般の人は合格を目指します。

しかし大切なのは合格ではないのです。

我々親というのは 子どものことと一生関わっていくことですから、 合格したから終わりではなく、 そこからまだ継続して 子育ては続くわけです。

だからこそ、 長期的な目で見ていくわけです。

長期的に見れば結果は分からない

実際に中学受験のお母さんで、 第4志望にしか合格しなかった子がいます。

でもその子は6年間経って勉強して、 国立の医学部に入った子もいます。

だから結果というのは分からないのですね。

今悪かったからダメではなく、 長期的にうまくいく方法を 模索するわけです。

そうすると今はうまくいかなかったとしても、 長い目で見た時には いい結果にできるわけです。

まとめ

1. あなたが悪いのではない、やり方が悪いだけ
2. 自分を責めるのではなく、やり方を変える
3. 同じやり方を繰り返しても結果は変わらない
4. 目先の結果ではなく、長期的な視点で子育てを
5. 子育ての本当の目的は「自立」させること

子育てに悩むお母さん、 改善しようという気持ちがある時点で、 あなたは素晴らしいお母さんです。

やり方を変えれば、 必ず道は開けます。