“ももな”に込めた想い②


私のももなは、ややノンビリモードですが、

母のももなは自他共に認める超人的モードの店でした( ̄∇ ̄)。

ももなのメニュー表 母の手書きです↓

↑祭ずしは、伊東に伝わる独特のちらし寿司

わっぱの中に、鯖そぼろ(調理のときは一匹ずつ手でほぐしていました)、チリチリたまご・干しシイタケ・人参・かんぴょう・青物が柔らかい酢飯のうえに乗っていました

↑左ページは、ももな人気メニューがずらりと並んでます

ネーミングセンスもなかなかの母でした

メニュー以外にも仕出し・お弁当もあり、それがまた大人気で、引っ張りだこ


こうしたものが随時提供されてましたが、ほとんど、母と従業員さんたちの手作りだったのです。

そこに母の【美味健康】の理念が込められていました。

従業員さんたちは、器械より速くキャベツの千切りを仕上げ、アジのタタキとなれば手で捌いていきます。

仕込みのために手が休まることはほぼありません。

セットものに含まれる副菜は、地元で採れるひじきやワカメ、父の畑からくる野菜、甘味の寒天も地元の天草を煮て作りました。


営利追求をするならば、業務用のお惣菜セットにすることでコストはかなり安くすみます。

でもそれは、母の考える「美味しい」ではなくなり、また「体に良いもの」にもクエスチョンが付いてしまう、儲けよりも皆さんの笑顔と健康を大事にしたい、それがグランドオープンからクローズの日まで一貫したももなに詰まった想いでした。

(その③に続く)

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