『ミシガン便り』について

1969年7月1日、ミシガン大学のアルパーン教授のもとで視覚の基礎研究をするため、客員研究員としてミシガン州アナーバーに赴任しました。

現地から東大眼科の戸塚清先生宛に送った書簡を、戸塚先生のご紹介で『眼科臨床医報』に掲載いただきました。

1960年代終わりの自分にとっては目にするもの全てが珍しかったため、研究報告、現地報告だけでなく、家族との暮らしの中で気づいた些細なあれこれについてもペンを走らせたことを思い出します。

研究活動が本格的になると書簡を書き送る時間がとれなくなり、本『ミシガン便り』は5回で終了しました。

2025年から1969年の自分の目を通して見た当時のアメリカ社会を振り返るにつれ、この書簡から学ぶこともあるのではと考えて公開することにしました。


2025年3月1日

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