簡単に成績を上げる1歩 〜独学の秘訣は「例題を解く」こと〜

今日の話は「簡単に成績を上げる1歩」についてです。 「知っている」のではなく、「やっている」という視点で読んでくださいね。

私は今でこそ塾で偉そうに指導してますが、実は今まで、「塾に通ったこと」も「予備校に通ったこと」も「家庭教師を雇ってもらったこと」もありません。全部独学でやってきました。学校以外で、勉強を習ったことはありません。

もちろん、「冬期講習」「夏期講習」ですら、行ったことはないです。唯一「予備校」に行ったことがあるのは、「校外模試」のときだけです。

独学でできた理由

なんで「塾」に行かなくて、勉強ができたのかというと、「例題を解いた」からなんです。

で、指導している私からいうと「そんなの当たり前」と思っていました(笑)が、生徒さんは解いていないんですね。「例題をじっくり読んで、練習問題を解く」とか、「例題をパッと見て練習問題を解く」感じです。もっとひどいのになると、「例題も見ないで解く」んですね。

で、「解き方がわからない」というわけです。それで、「先生、解き方がわかりません」と聞きにくるわけです(笑)

で、独学でやってきた私からすると、「教科書に書いてあるでしょ」と思ってしまうわけです。

どうですか?「例題をきっちり解いています?」

勉強の正しいステップ

すごく当たり前だけど、これってすべて大切なことなんですね。勉強していて、一番楽な方法は、「一番いい解き方を真似する」ことなんですね。

新しい単元を予習する場合

<ステップ1>「例題を読む」 <ステップ2>「例題を理解する」 <ステップ3>「例題を実際に自分で解いてみる」 <ステップ4>自分の解き方と例題の解き方を比べて、違いを見つけて直す <ステップ5>練習問題を解く

復習の場合

<ステップ1>「例題を実際に自分で解いてみる」 <ステップ2>自分の解き方と例題の解き方を比べて、違いを見つけて直す <ステップ3>練習問題を解く

これは、物事の身につけるステップ「守破離」(しゅはり)の最初の「守」です。学んだことを素直に真似するのです。

まとめ

「成績の振るわない子」や「成績の伸びなくなった子」が例題を飛ばしてしまうことは多いです。当たり前ですよね。例えば、ピアノを先生に教えてもらって、先生の指導の通り弾かなくて、「ピアノが弾けない」と言われても...(笑)

まずは、素直に「例題を解いて、例題を真似してください」これが大切です。「知っている」のではなく、実際に「やってみて」くださいね。

実はこれは、「算数」「数学」だけでなく、「国語」も同じ解き方で成績を上げることができます。

受験生の失速を防ぐ秘訣 - 私の教育現場からの気づき 一覧 入試であと1点でも多く受験で手数を取らせたいお母さんへ