問題の構成と特徴

1. 基礎計算問題

   • 小数、分数を含む四則計算や割合の基本計算。

2. 文章題

   • 割合や比、速さ、人数の変化に関する問題が出題されており、問題文を正確に読み、条件を整理して解答する必要があります。

3. 図形問題

   • 円柱の容器の水量や図形の折り返しを利用した角度計算、面積計算などが含まれています。
   • 補助線や展開図を使った図形の考え方が必要です。

4. 応用問題

   • 計算力に加えて、論理的思考力や問題を複数のステップで解決する力が求められます。

具体的な勉強方法

1. 基礎計算の対策

• 毎日10〜15分の計算練習
  四則計算や分数・小数の計算をミスなく、スピーディーに解けるように練習します。

• 時間を意識して解く
  計算問題は時間を測りながら解くことで、試験本番のスピードを意識して練習しましょう。

2. 文章題の対策

• 問題文の情報を整理して解く
  速さや割合、人数の変化に関する問題は、状況を図や表に整理して解答を導く練習をしましょう。

• よくある問題形式を理解する
  青山学院中等部の過去問や類似問題を解き、典型的な解法パターンを覚えましょう。

3. 図形問題の対策

• 公式の暗記と補助線の活用
  図形の面積や体積を求める公式を覚え、補助線を引いて解く練習を行います。

• 展開図や折り返し問題に慣れる
  複雑な図形は展開図を使って分割する練習や、折り返しの角度計算に対応できるようにしておきます。

4. 応用問題の対策

• 問題を分割して解く
  複数の条件が絡む問題は、条件ごとに整理し、ステップを分けて解決していく練習をします。

• 類題を繰り返し解く
  難易度の高い問題に慣れるため、過去問や類題を解き、応用力を養います。

過去問の使い方

1. 時間を計って解く
   試験本番と同じ時間を測り、実戦形式で過去問を解きます。時間配分や解答ペースを体得しましょう。

2. 間違えた問題の復習
   間違えた問題はその場で復習し、解説を理解したうえで再挑戦します。ミスのパターンを分析し、同じ間違いをしないように注意します。

3. 出題傾向の把握
   青山学院中等部の過去問を数年分解き、どの分野がよく出題されているかを分析します。頻出分野に重点を置いて学習します。

1週間の学習スケジュール例

平日（90分）

• 計算問題の練習（10〜15分）
  四則演算や分数・小数の計算を解き、スピードと正確さを鍛える。

• 文章題・図形問題の練習（60分）
  文章題や図形問題を図や表、補助線を使って整理しながら解く。

週末（3時間）

• 過去問を1年分解く（時間を測って）
  実際の試験と同じ時間で過去問を解き、本番に向けたペースを習得する。

• 間違えた問題の復習（1.5時間）
  間違えた問題の解説を理解し、再度解き直す。

まとめ

青山学院中等部の算数入試問題は、基礎計算力、文章題の読解力、図形問題の思考力、そして応用力が試される幅広い内容です。過去問を使って出題傾向に慣れるとともに、毎日の計算練習や文章題・図形問題への対応力を強化することで、確実に得点力を上げることが可能です。