肋骨は何本あるか知っていますか?

背骨・骨盤・体のゆがみを強制する全身調整以前、同じ日に2人の患者さんに同じ質問をされたので面白かったのでここで書いてみますね。


質問の内容はこうです。

「先生、肋骨って何本あるんですか?」



診療室に骨格模型があるのですが、肋骨の多さに患者さんが驚いて質問されました。


みなさん、肋骨が何本あるか知っていますか?


そう言えば、専門の学校では学びましたが、普通は勉強することがないので知らないですよね。


患者さんの質問で気づかされることもたくさんあり、日々勉強になります。



さて質問の答えですが、人間の体には肋骨は左右合わせて24本あります。


想像より多かったですか?少なかったですか?



人間の肋骨といいましたが、ほとんどの動物には肋骨があります。


象やサイ、ワニ、蛇、鳥、魚(腹骨)というほとんどの動物にです。




本数はマチマチですが、ある機能のために肋骨は存在します。


それは何か?


それには肋骨の形が関係します。


肋骨は扁平骨と言われる薄っぺらい骨です。


薄っぺらいので強い衝撃で折れてしまいます。



骨と言う器官は姿勢の維持や内臓の保護のために堅くあるべきなのに、折れやすいというのは何故なのか?


ここには肋骨の素晴らしい機能が隠されています。



肋骨の秘密①


肋骨の内側には内臓があります。


肋骨の存在はこの内臓を守るためにあるといっても過言ではありません。


肋骨の内側には肺があります。



肺は膨らんだり、しぼんだりを繰り返し呼吸をしています。


この呼吸をするときに外側を守る肋骨が微動だにしないほど堅ければどうでしょう。

呼吸がものすごく浅い呼吸になり、運動なんかで呼吸を大きくすることなんてできませんよね。


まず一つ目の理由は呼吸をするために自由度が必要であるがために肋骨は薄くできています。



肋骨の秘密②


二つ目は内臓を守るためです。


「内臓を守るために折れてしまっては元も子もないじゃない!」


って思いますよね。


でも違うんです。



肋骨は折れることによって強い衝撃を弱め、内臓へ行く衝撃を少なくしています。


例えばパンパンに膨らんだボールを叩くと遠くへ飛んでいきますよね。


反対に空気が抜けたボールを叩くとあまり飛んでいきません。


この飛ぶ距離が内臓への衝撃だと考えるとしっくりきますよね。



肋骨が折れやすいのは折れることによって内臓への衝撃を少なくしてるんです。


なんて良いやつなんだ~( ノД`)シクシク…


これから肋骨を労わってあげましょうね。



この肋骨も普段から労わってあげないと硬くなって呼吸がしにくかったり、動きが悪くなって肩が凝ったりするんですよ。


この肋骨も労わってくれる整体がこちら


全身調整整体です。



肋骨だけでなく全身柔らかくなります。


何かにお困りの際はぜひ徳島県鳴門市のくろーばーはりきゅう整骨院へご相談ください。


お待ちしております。

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